なぜ役人を辞めたのか?

今日はクライアントとのキックオフ飲み会。その席で先方の幹部の一人から「キャリアであれば将来が約束されているのに、どうして辞めてしまったのか?」と質問された。「いずれはまた公の世界に戻ってお国のために貢献したいが、霞が関の世界でキャリアパスを重ねても他の人たちとは差別化できない。具体的には、霞が関には青写真を作るのが得意な人材はたくさんいるが、その青写真をアクションプランに落とし込んで実行できる人材はほとんどいないので、こういうスキルをきちんと身につけて戻りたいと思っている」旨お答えした。役人からコンサルに転身する前後には同様の質問をたくさんされたものだが、久しぶりに同じ質問をされて、自分のキャリアの方向感が再整理できた。志倒れにならぬよう、一方で日頃の仕事に埋没してしまわぬよう頑張らねば。とはいいつつも、飲み会を終えてからまた夜なべ仕事、現実に引き戻される。