タクシーに乗ってうざい一言

タクシーに乗って目的地を告げると、ほぼ9割方聞かれるのが「どのコースで行きますか?」という安直なオープンクェスチョン。昔はこんなに聞かれなかったと思うが、道を知らない運転手が増えているのか、間違った道を行くことでクレームをつけられるリスクを避けたいのか、最近は必ずと言っていいほど聞いてくる。プロであるならば、「目的地への行き方はこれとこれがありますが、今の時間だと渋滞が予想されるので、ちょっと遠回りですがこちらのコースで行きませんか」などと提案すべきではないのか。

最近、あまりにも素人な運転手だなと感じると、「一番早そうなルートで」と、ちょっといじわるに答えることにしている。そうすると、「実は運転手になったばかりで・・・」「このあたりの地理には不案内で・・・」という返答が返ってくることも多い。だったら最初から自分が素人であることを明かした方がまだかわいげがあるというもの。

中にはもちろん熟練した運転手もいて、こういう運転手に当たると気持ちよいが、しかしこれだけスキルに差があるにも関わらず同じタクシー料金というのは変な話。まあ、個人タクシーを選べば素人リスクは下がるので、タクシーに乗るときにちゃんと選べよというだけの話なのかもしれない。