ボーディングスクール

昨日まで一緒にゴルフレッスンを受けていた高校生エドワードが誇らしげに「俺はコネチカット州にあるボーディングスクールに通っていて、NYの親元を離れて寄宿舎生活を送っている」のだという。ボーディングスクール?サーフィンの学校?と、彼の話と彼が何でそんなに誇らしげなのかがよく分からなかったので、ホテルに戻ってwikipediaで調べてみたところ、「ボーディング(boarding)」という単語には本来的には「寄宿、下宿生活」という意味があるらしく、「アメリカの上流階級の子弟のほとんどは、親元を離れ、ボーディングスクールで学ぶ」らしい。さらに、「(ボーディングスクールの)敷地はかなり広く、少人数のディスカッションを中心とした授業が行われている。彼らは、ボーディングスクール卒業後、超一流大学へ進学する。アメリカのボーディングスクールは将来アメリカを引っ張るスーパーエリート養成校となっている」とのこと。知らなかった・・・。日本で言えば灘や開成のイメージだろうか。


たしかに、エドワードは母親のマリアナと揃って何かハイソな感じ(マリアナはNYで不動産会社の社長をしているらしく、夫も別の会社を経営しているらしい)がするし、二人とも結構わがままだし、いいもの着ているし、「ゴルフバッグが重いからフェデックスで送り返す」と言っているし、などなどの状況証拠から、きっと上流階級の人間なんだろうなあと思っていたが、こういうことだったのかと納得。ところで、留学中、アメリカ人の同級生は誰も「ボーディングスクール」という用語を使わず、単に「ハイスクール」と言っていたが、真の上流階級であれば、実はボーディングスクールを卒業していてもそれをあえてひけらかさないと思う。ということは、彼らは成金なのか?