社会保険事務所訪問

人事の女性から「年金手帳を提出してくれ」と言われ、「そんなもの持っていない」と答えたところ、「いや、絶対持っているはず。なくしたのなら社会保険事務所へ行って再発行してもらってくれ」とのこと。こちらも、年金手帳をもらったか、もらっていないか確証がないので、とりあえず世間の注目を集めている社会保険事務所へ生涯初めて行ってみることにした。


向かったのは、五反田にある品川社会保険事務所。役所の施設が入っていそうなある程度しっかりした建物(保険会社所有など)かと思いきや、普通の雑居ビル。どんな対応を受けるのだろうかと、半分楽しみにしながら、半分不安に思いながら受付に向かった。かなりの職員がいる事務所なのだが(こんなに必要なのだろうか?)、絨毯に矢印があったりして、どこへ行ったらいいのかがなかなか分かりやすくなっている。受付では、おばさんが「どのようなご用件ですか?」と愛想よく対応してくれた。第一印象はなかなかよい。年金手帳をもらいたい旨を告げると、申請の記入用紙を手渡され、親切に書くべき欄を指定してくれる。その中に、発行を希望する理由を選択する欄があり、逸失などどれにも当てはまらないので、「その他」を選択。


申請用紙を提出してしばらく(本当に2〜3分だった)すると、名前を呼ばれ、「公務員には年金手帳を発行しないんですよね」とのこと。やっぱり。転職情報がアップデートされていなかったようなので(当たり前か)、先月末で役人を辞めて、民間会社に転職したことを伝えると、「あ、そうなんですか」と簡単に青い表紙の年金手帳を発行してくれた。あまりのあっけなさに拍子抜けしてしまった。まあ、人事の女性の「絶対持っているはず」は誤情報だったが、いずれにせよ必要なものであったことには違いないので、発行してもらえてよかった。