トレーニングの多さ

役人時代との違いで結構ギャップを感じるのが、トレーニングに対する認識の違い。役人の場合、トレーニングは暇な人間が参加するためのものという感覚が大勢を占めており、参加したいトレーニングがあっても本業が忙しいと「やっぱり研修に参加するのはやめろ」などと脅迫されるが、どうも今の会社では勝手が違う。長期・短期を含めトレーニングの機会自体が多いし、パートナーなどが講師を務める平日2時間程度の勉強会的なトレーニング機会も結構ある。機会が多いだけではなく、そういうトレーニングが広く周知されて、特に対象のポジションの人間については特段の事情がないかぎり参加が義務づけられる。そして周囲の人間も「トレーニングだ」と言えば、いくら本業が忙しかろうとも「いってらっしゃい」と気持ちよく送り出してくれる。社員の成長はOJTだけではもたらされないという共通理解がきちんと醸成されているかどうかということなのだろうか。