今田、無念

ゴルフのPGAツアー、今週はAT&Tクラシックである。僕が留学時代からずっと注目している今田竜二が3日目終わって首位タイ、最終日の中継を見逃すわけにはいかないということで、朝5時起きでテレビにかじりつき。昨日に比べティーショットが安定しており、PGAツアー初優勝に向け、これはいけるかもという期待感がかなり高まった。ところが、好事魔多しで、今年のマスターズを制したザック・ジョンソンが土壇場でスコアを伸ばし、先にプレイを終えて通算15アンダー。直後、今田が17番で絶好のバーディ・チャンスを外し14アンダーのまま。後から振り返ると、この17番でのミスがすべてだった。結局、今田は最終ホールをバーディーで締め、15アンダーでジョンソンとのプレイオフに持ち込んだものの、戦いが長引けば長引くほど経験の多い方が有利になるのはこの世の常。プレイオフ1ホール目であっけなく池ポチャで優勝の大チャンスを逃してしまった。ジョンソンのティーショットはフェアウェイど真ん中、対して今田のティーショットはラフだったので、その差が今田の焦りを呼び、それが多少強引な2打目→池ポチャになってしまったのだろう。まあ後のないプレイオフなので、それしか選択肢がなかったとも言える。


ただ、今日の戦いぶりを見ていると、初優勝はそんなに遠くないはず。いよいよPGA日本人界は、丸山茂樹の時代から今田竜二の時代へと変わりつつあるのか。いよいよ目が離せない。