やはりすごい男

何度となく彼のプレーには感動させられているが、今日もまたそのすごさに身が震える想い。イチローの、ランニングホームラン(英語ではinfield home runというのを初めて知った)を含む3打数3安打、当然ながらのMVPのことである。文章にしてしまうとどうもその感動が陳腐化してしまうが、あのワールド・ベースボール・クラッシックのときの感動に劣らない感動を覚えたことはたしか。イチローがインタビューに対して饒舌になったのもあのとき以来だと思うが、今回のMVP受賞後のインタビューもなかなか傑作だった。特に「3本打てたのではなく、3本(狙って)打った」と記者の質問を言い換えるあたり、彼のバッティングに対するこだわりが垣間見られる発言であり、彼のプロフェッショナリズムとよい意味のプライドを実感することができた。う〜む、ナマで観たかった。