キットカット

受験の季節になると売り上げが激増するというチョコレート菓子「キットカット」。ネスレーの商品であるがここ2〜3年くらいでかなり戦略的に様々な派生商品を展開させており、単なるチョコレート菓子の1つというだけでなく、総合チョコレート菓子ブランドとしてその地位を確立させつつあり、密かに注目している。伝統的なキットカットに様々な味付けを加えた商品としてクッキー&クリーム味、ホワイトチョコレート味など、そして季節限定商品として夕張メロン味や最近ではとちおとめ味が売られており、コンビニの目立つ棚位置を占められるようになっている。また、サイズもミニサイズやら袋詰めやら缶詰やら色々とバラエティを揃えている。ここまでならよくありそうな話だが、さらにマクドナルドのマックフルーリーと提携したり、ampmで売られているクレープ菓子と提携したりと近接分野への進出も積極的。いったい一昔前までのコンサバティブなキットカットはどこへとやらで商品戦略と併せて広告戦略もなかなかアグレッシブになっているが、優秀なマーケティング担当者が着任したのだろうか。相当に売り上げが伸びているはずだが、その背景が気になるところ。