「社会を変える」を仕事にする

新潟へ向かう新幹線の中で「「社会を変える」を仕事にする」という本を読破した。病児保育サービスを展開するフローレンスというNPO法人の代表を務める駒崎さんという方の著書。病児保育というサービスに対する世間のニーズをどのように見つけたか、どうして現行の保育園などでは対応できないか、実際にサービス提供を開始してからの苦労、社会企業家としての生き方に対する私見などが誇張することなくかつ卑屈になることなく訥々と前向きに書かれており、好感を持ちながら一気に読み切った。読みながら、マスを相手にせざるを得ない行政の限界を実感するとともに、一人ひとりの住民のニーズの多様化していくとともにこういったNPO活動に対するニーズはますます高まっていくだろうこと、そして、このようなNPO活動が持続可能であるためにはきちんと収支が合わなければいけないということがよく分かった。自分のこれからのキャリアパスや生き方を考えさせられる一冊である。

「社会を変える」を仕事にする――社会起業家という生き方

「社会を変える」を仕事にする――社会起業家という生き方