ラ・ビュット・ボワゼ

8回目、末広がりの結婚記念日ということで、奮発して奥沢にあるラ・ビュット・ボワゼという一軒家フレンチレストランへ行ってきた。店名のラ・ビュット・ボワゼ、小高い丘にある樹木に囲まれたレストランという意味だそうで、たしかにそのとおりの外観だった。個人的には、日本のフレンチレストランというのは肩が凝ってしまうので、あまり積極的には来ないのだが、この店は古い日本家屋がベースになっているということもあるのか、何となくやさしい雰囲気で、そんなに肩肘張る必要はない。

料理は評判どおりおいしかった。食材には相当こだわっているらしく、たとえば野菜は秦野の農家から朝摘みの無農薬ものをわざわざ取り寄せているとのこと。パンも自家製のパンで、それに自家製のペースト4種をつけながら味わうのだが、それぞれに美味だった。メインのイベリコ豚のソースがちょっと残念だったのを除けば極めて満足。最後にシェフが直々に店外まで見送りに出てきてくれたのが好印象だった。そうおいそれとは来ることができる店ではないが、また何かの記念日に訪れたい。