鈴木大地を知らない世代

日中、ミステリーショッパーやフォーカスインタビューなど仕事関係をこなした後、霞が関関係者たちとお食事。新宿のとある安い中華料理屋で飲んで、それはそれでコストパフォーマンスがよく、おいしかったのだが、何の話から飛んだのか、オリンピックの話になった。「バサロ」と「鈴木大地」というのは誰でも知っている一般的な用語だと認識していたが、20代前半ともなるとソウルオリンピックというのは物心が付く前の出来事らしく、ポカンという表情を浮かべる者数名。あの鈴木大地のバサロでの金メダルはものすごく衝撃的な出来事だっただけに、こっちがびっくりしてしまった。

ちなみに、その後、バサロの規制の話、ノルディック複合の配点変更の話など日本が強くなるとすぐに欧米がルール変更して出る杭を叩くのはけしからんという話になっていったが、最近では時価会計の話などもその一つである。日本がデファクトスタンダードを設定できる日は永遠に来ないのか。