地元に帰りのんびり生きるという生き方

日本の大手銀行を途中で退職してアメリカのヘッジファンドに転じ、ニューヨークで7年くらい暮らしていた大学時代の友人Fが日本に引き揚げてきた。一緒にランチしたのだが、リーマンショックは何とか生き残ったものの、仕事中心のライフスタイルに根本的疑問を感じ、子どもたちと過ごす時間を増やすために大きな決断をしたとのこと。彼の実家は三重なのだが、金融の世界で10年以上闘ってきて蓄えもあるので、しばらくは実家にパラサイトし、子どもたちとのんびり過ごしながら、平日はゴルフ三昧の生活を送るらしい。同時に起業のアイディアを考え中とのことで、何をするかよく分からんがとりあえずLLPを作るとのこと。1円出資してほしいと言われ、出資者になることにした。

最近、伝統的な考え方では順風満帆なエリートコースと目されつつも、そこからあえて逸脱する決断をする友人も多く、幸せな人生とはなんぞやということをよく考えさせられるが、Fの決断は一つよい参考になる事例である。ぜひうまくいってほしいと思うし、自分にできることは協力していきたい。