朝の取材と政策決定過程

出版の関係で朝から某雑誌社の取材。民主党政権に代わって政策決定過程がどのように変わるのかについて関心があるようで、これまでどうだったのか、これからどうなるのかということを根掘り葉掘り聞かれる。前段はともかくとして、後段については僕らも新聞情報程度しか持ち合わせていないのだが。とはいえ、取材を受けてみると、一般には霞ヶ関・永田町における政策決定過程が相当に複雑怪奇に見えるらしい。そもそも与党プロセスと政府部内でのプロセスが並行で走るところがなかなか理解できない模様。これが分からないと、なぜこれまでのシステムが既得権益の温存・増長につながってきたのか、そして、民主党が主張する「政策決定過程の一元化」ということの意義もよく分からないはず。取材の時間と、その後のメールベースのフォローアップを通じて相当の無料奉仕をさせてもらった。

取材の結果が記事になり、このような政策決定過程が少しは世間の知るところとなり、もう少し世の中の人たちがこの国の舵取りに関心を持ってくれるようになるのであればありがたいことである。