医療過誤?

かつて通っていた歯医者から「最近、歯の状態はいかがですか?クリーニングしませんか?」というハガキが来ていたので、時間がある間に行っておこうということで、予約を取って行ってきた。直近、駅ビルに新しくできた見てくれのよい歯医者に浮気していたのだが、ハガキをきっかけに元の鞘に戻った感じ。

以前お世話になっていた女医さんが結婚されて姓を変えてまだ在院されており、今回も歯の検査を担当してくれた。一通り歯を確認して、「歯石が多少溜まっているのを除けば、特段の問題はないですけど、左下の歯を治療されていますよね。そこ、痛みはないですか?」というコメント。「あ、浮気がばれた(カルテの記載と異なるので、ばれるのは当たり前だけど)」と冷や汗をかきつつ、たしかに疲れたときなどちょっと鈍痛がするので、その旨を伝えたところ、「金属の入れ方のせいで、ばい菌が入りやすくなっていて、ちょっと周囲の歯茎が炎症を起こしていますね。疲れたときはとくに免疫が落ちるので炎症が大きくなりやすいです」とものすごい婉曲表現。やはりあまり同業は批判したくないのだろうが、平たく翻訳すれば「この金属を入れたやつ、無茶苦茶下手だぞ。ちょっと問題を起こしているぞ」ということだろう。たしかに、麻酔の打ち方が下手だったり、なかなか金属が入らなかったりと思い至る節はある。「金属を一度はがして全体を消毒した上でもう一度金属を入れた方がよいでしょう」とのことなので、素直に従うことにした。

今日はとりあえず金属をはがして消毒し、仮の詰め物を入れただけで終了したが、特に問題のない行きつけの店を(近くに見てくれのよい新しい店ができたからといって)浮気するのはやめようというのが今日の教訓。