女子カーリング日本代表の決定

BSで女子カーリングのオリンピック代表を決する試合が中継されているのを目ざとく見つけ、見入ってしまった。カーリングなんてほとんど放映されることがないだけに、なかなか貴重である。あのトリノを席巻したチーム青森と、同様に強豪のチーム長野の戦いであり、なかなか見応えのある試合。カーリングは氷上のチェスと呼ばれるとおり、スポーツというよりは頭脳戦であり、ストーンをどこに置くのか、どうやってそこに正確にストーンを投げ込むのかというのが特に大事。スイーピングと呼ばれる、滑っているストーンの前をブラシでこする動作も素人が考える以上に効果的で、ゲームを複雑にする。後攻が圧倒的に有利なので、先攻の場面での失点を1点に抑え、(失点した後に回ってくる)後攻の場面での得点を2点以上とするのが基本的な戦略である。今回は、チーム青森が先攻の場面で大量得点したために試合の流れがチーム青森に傾き、結果、前回のオリンピックに続いてオリンピックへの出場権を得た。バンクーバーでの活躍が今から楽しみである。