琉球紅茶

今年のホワイトデー、既に妻が職場でたくさんのお菓子をもらってきていたので(ホント、男が多い職場で働く女性は投資対効果が大きい)、違うものをということでお茶をあげることにした。ちょっと高い葉っぱを買おうかなくらいの感覚でデパートへ行ったところ、たまたま目に付いたのが沖縄で作っている琉球紅茶という名前の紅茶。本島の金武に紅茶農園があり、そこの女性オーナーが試行錯誤しながら、ようやく商品化できるものを作れたということで自ら店頭で売っていた。最初は「何でも沖縄で作ればいいわけじゃないよ」と色眼鏡で見ていたが、あまりに熱心に薦めるので、味見を。そんなに紅茶の違いが分かるわけでもないが、これはなかなかのもので、香りが芳醇でおいしかった。葉っぱ自体のうまさと煎れ方のうまさと両方の相乗効果だとは思うが。

沖縄好きとしては、買わずにはいられなくなり、今年のホワイトデーはこれに決定。漆をイメージした高級感ある箱に詰めてくれたのも好印象である。妻も最初は「え?沖縄の紅茶?」と僕と同じ反応を示したところが面白かったが、実際に飲んでみてそのおいしさに納得してくれたので一安心。偶然の出会いだったが、いいものを贈ることができたのである。