投資銀行青春白書

投資銀行勤務経験のある著者によるフィクション小説。落ちこぼれの女の子を主人公に、軽いタッチで投資銀行の投資部門の業務を紹介している。一般に謎が多い業種の一つとされている投資銀行の業務とその行員の生態について、ザックリとではあるがその概観を理解することができる。勤務経験があるため、記述がなかなか生々しい。投資銀行についてとりあえず中身を理解したいという人、金融関係の仕事を目指している大学生などがターゲットなのではないか。こういうタッチの本が、たとえば「ベンチャーキャピタル青春白書」「ヘッジファンド青春白書」などというようにシリーズ化されると面白いかもしれない。

投資銀行青春白書

投資銀行青春白書