マックフルーリー

前からCMを見つつ惹かれていたマクドナルドの新メニュー、マックフルーリー。先週までの忙しさが嘘のように時間が有り余っている中、このマックフルーリーを入手するだけのために昼下がりのマックへと出かけた。元々ソフトクリーム大好き人間なので、これをベースにクッキーを砕いたチップを混ぜてまずいはずはない。店頭へ行くと、従来のオレオ味に加えてキットカット味もメニューに加わっており、ちょっと悩みつつもキットカット味の方を注文。それだけだとちょっと気まずいかなと思い、ホットコーヒーも一緒に注文する当たりは小心者なのだろうか。いざ商品を受け取って、席に座って試食。意外とこの時間帯のマックは混んでおり、おばさま方と女子高生がやたらと目につく。そしておばさま方はドリンクが多いのだが、女子高生らが食べているのはたいがいマックフルーリー。何か胡散臭そうな視線が彼女らから突き刺さるのだが、いい歳した一人の成年男子が昼下がりのマックでマックフルーリーを食べる光景を自分で想像しながら、「やっぱり胡散臭いよな」と一人合点。そんな視線を適当にかわしながらマックフルーリーをパクついていると、これがやはりなかなかの美味。ボリュームも十分で、若者にとっては十分なおやつになるだろう。


このところ、マクドナルドはだいぶ営業戦略、商品戦略を変えてきており、なかなか興味深い。一時の不調が嘘のように客も入っているし、客一人当たりの単価も上がっているのではないか。今日はコーヒーが100円だったのに対して、マックフルーリーが300円だったので、ちゃんとお金を取るべきところでは取っているなという印象を持った。オペレーションの部分でも作り置き方式から、注文があってからハンバーガーを作る方式に変更しており、廃棄率低減によるコストダウン効果も見逃せない。ちょっと待ち時間が増えてレジ前に客が滞留するようになったが、それは窓の外の潜在客に対して「マックは流行っている」という印象を与えるというよい効果をもたらしているのではないか。パチンコ屋が出る台をなるべく窓側に配置し、釘の調整(フィーバー穴に玉を入りにくくする)でフィーバーの時間を長くする作戦と一緒である。