国会会期延長決定

下馬評どおり国会の会期が12日間延長され、玉突きで参議院選挙の日取りも延期された。選挙の年に国会が延長されるのはなかなか珍しいことである。役所の幹部人事も今年は早めを予定していたはずだが、しばらく延期になるのだろうか。まあ、一番の被害者は選挙の立候補予定者たちなのだろう。


この延長によって、公務員制度改革法案の成立はほぼ確実な状況なのだろうが、それは果たして自民党にとって選挙のキラーカードになるのだろうか。カードがないよりはあった方がましだが、これ1枚ではそんなに強いカードとも思えない。ただ、このカードを切り口にして、さらに行政改革関係の公約を上積みしていくことができるという意味で可能性はあるのかもしれない。いずれにしろ、役人にとってはますます世知辛い世の中となっていくことは間違いない。