瓶入り牛乳の復権

最近、瓶入り牛乳の売り上げがV字回復しているのだという。昔は、学校の給食といえば瓶入り牛乳が定番で、牛乳を飲めない人がいれば先生に無理矢理飲まされ、フタを手で空けられない人がいた場合には同級生に茶化されたことを思い出すが、瓶入り牛乳の大消費地だった給食、銭湯、駅売りそれぞれで需要が減り続け、目に触れる機会も激減していた。しかし、最近は駅売りを中心に需要が伸びており、その担い手は20代、30代の男性なのだという。朝食代わりに手軽に買い求められ、かつ、パック入り牛乳と違って紙の臭いがしみ出していない味のよさが見直されていることが原因とか。環境の面からも瓶の方がリユースが効き、環境にやさしいが、後は持ち運び時の重ささえ何とか解決してあげられればさらに爆発的に需要が回復するに違いない。瓶製品共通の難しい課題だが。