カーボンオフセット年賀はがき

もう年賀状を考え始めなければいけない時期ということで、民営化された郵便局で年賀はがきを買った。昨日の初排出量取引成立を祝してというわけではないが、今回購入したのはカーボンオフセット年賀はがきというもの。値段は通常のはがきよりも5円高い55円である。その5円のプレミアム分が、排出量取引を通じて開発途上国などにおける温室効果ガス排出削減に使われ、このはがきの製造に伴って排出された温室効果ガスがオフセットされるという仕組み。本来は自分自身で排出削減するのが一番よいのだが、それが不可能な場合、環境負荷分の代価を支払って他の人に代わりに排出を減らしてもらうことで贖罪するという考え方である。人によっては、単なるフィクションだと批判するだろうが、何もしないよりはよい。これからこのカーボンオフセットの考え方、どんどん市場に浸透していくこと間違いなしである。