房総半島一周

クリスマスイブということで?房総半島一周のドライブに出かける。風が若干強いものの、快晴で絶好のドライブ日和。出発後30分、まずはアクアラインの海ほたるで休憩。初めて来たが、浦賀の海峡を除いて、海を隔てたほぼ四方が陸地というなかなか面白い光景。さらに東進し、高速を降りて房総横断道路という名の狭い国道に突入。何とも偉そうな名前を付けたなという感じの道で、途中上下分離の線が消えてなくなるほどの運転しづらい山道。その割には結構トラックが行き交う。


不平不満を言いながら運転するうちに太平洋側に到達し、勝浦に到着。勝浦といえば海中公園らしく、県営の立派な(ガラガラの)駐車場に車を停めて入場料を払って海の中に建つ塔に入ることにする。海が荒れているため、あいにくと見通しは悪かったが、餌付けをしている魚たちが塔の周りを周回しており、それはそれでなかなか楽しめる。


勝浦からは海沿いを南進して一路館山を目指す。途中、中学時代に海浜学校で来たことのある鵜原を通過し、ふんどしを締めさせられて遠泳した時代を思い出す。鵜原から先は未踏の地。すぐに鴨川シーワールドで有名な安房鴨川に着いたが、なかなか大きな街である。しかも活気があり、夏場はさぞかし海水浴客で賑わっているのだろうなということが容易に想像できる。一方で安房鴨川から先はちょっと最果てチックな雰囲気が漂う。JRの外房側を走る特急もだいたいが安房鴨川止まりであることがよく分かる。館山に到着し、もっと観光地っぽい雰囲気を期待していたところ、どうも普通の地方都市という印象。


内房側は高速道が整備されており、館山道を通って一気に木更津、そのままアクアライン経由で帰宅。館山道は本当にトンネルが多く、昔、安房の国には三浦半島から船で渡ったということがよく分かる。今回のドライブ、勝浦までが遠かったが、館山からはほんの2時間弱だったので、高速の威力というのはやはりすごいなと実感。どうして外房は道が悪く、内房側だけ道が整備されたのかは解せない。心当たりないが、強い政治家でもいるのだろうか。