不安定な金融市場

アメリカ発の金融不安が世界中に飛び火し、日経平均も原因国以上にだいぶ下げてきたが、アメリカのタイミング良くかつ大胆な0.75%もの金利引き下げの恩恵を得て、今週後半になって反発し、回復の兆しを見せている。自分のところの問題が世界に迷惑をかけているのだから、当然自分で尻ぬぐいすべきという議論は別として、やはり腐っても鯛の一流国である。日本が同様の大胆な対応をする姿は残念ながらまったく想像できないし、福田さんがダボスへ行ったとしても、役人が作った美辞麗句の並ぶ総花的・抽象的な作文をうつむきながら日本語で?読むだけだろう。国民性の違いだけでは説明できない深刻な問題である。