ブルガリの広告

今週発売の日経ビジネスに掲載されているブルガリのオードトワレの広告にはびっくりした。なぜかというと、ページが香るのである。正確に言うと、広告のページの右下にアルミシールが貼ってあり、そこをはがすとオードトワレのサンプルがあり、新鮮な香りが漂う仕組みになっている。もしかしたら女性誌ではよくある広告形態なのかもしれないが、少なくとも僕がこのような実物を添付した広告を見たのは初めて。このような広告を掲載するために紙の強度の問題、雑誌の印刷工程の問題などいくつかの課題をクリアしなければいけなかっただろうことが容易に推察され、そこまで時間とコストをかけてまでこのような広告形態を思いつき、ブランドを表現しようとする執念は素晴らしいと思った。きっといくつもの「そんなことできません」「前例がありません」を通り抜けてきたのだろう。