カーボンオフセット投資信託

ソニー銀行からカーボンオフセット投資信託が近日中に発売されるとのこと。詳細はまだ研究していないが、投資信託時価30万円分購入すると排出権が1万トン分ついてくるらしい。平均的な日本人が年に排出する温室効果ガスは年間約2トンとのことなので、時価60万円分購入すれば年間の排出量がオフセットできるということだろう。気をつけなければならないのは、排出権自体の価格はそんなに高くないということで、今も1トン10〜20ドルで取引されているはず。きっと、このソニー銀行投資信託の仕組みとして、運用益の中から排出権分を捻出するというコンセプトになっており、将来的な排出権単価の値上げも考慮に入れた赤字割れしないための原資として1トン30万円必要なのだろう。何はともあれ興味深い金融商品で、普段の生活におけるCO2排出の贖罪のために最低時価30万円分は購入すべきなのだろうなあと思う。でも、この投資信託の投資対象が温室効果ガスを大量に排出している企業だとしたら元も子もない。