美容師のNY修行

今日、髪を切ってもらいながら、美容師さんから面白い話を聞いた。日本人の美容師さん、よくNYやパリ、ロンドンへ修行に出かけるが、ほとんど修行にはならない現状があるのだという。というのは、日本人の美容師は海外の美容師よりも圧倒的に手先が器用であることに加え、日本人の髪質は基本的に硬く、外国人の柔らかい髪であれば適当に切ってもごまかしが効くところ、日本人の場合は切ったラインがそのまま残ってしまうためごまかしが効かないからであるとのこと。では、どうして腕に覚えのある美容師がこぞって海外に渡るのか?それはただ単に箔が付くからだということらしい。日本に帰国したときに「NYで修行した経験がある」というのは相当な差別化になるようだ。

それで担当のYさんに「NYへ行かないんですか?」と聞いたところ、「英語が話せないから・・・」とのことで、美容師さんの世界では同様の英語コンプレックスが海外修行の一般化を妨げているらしい。