プラチナタウン
楡周平の新刊「プラチナタウン」を読んだ。大手商社の部長のポストを社内政治で失い欠けた主人公にタイミング良く?財政破綻しそうな出身町の町長に立候補しないかという話が舞い込み、無投票で町長に就任したものの、あまりの財政状況のひどさに直面し、途方に暮れるというストーリー。同じような状況に直面している自治体が無数にありそうで、なかなかリアリティがある。一方で、この主人公は商社時代の人脈を活かして町に新たな産業を呼び込もうとするのだが、そのビジネスモデルの方のリアリティに関してはちょっと疑問符。発想としてはなかなか面白い。
- 作者: 楡周平
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2008/07/23
- メディア: 単行本
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