順当にオバマ勝利

いくらブラッドリー効果があるとはいえ、ヒラリー対オバマ民主党予備選があれだけ盛り上がり、逆に共和党が早々にマケイン一本化でマスコミの報道が途絶えた時点で勝負あったという感じだった。その後、マケインが現政権との差別化に苦しんで自滅してしまった。それでも結果を見ると得票率の差では10%を割るということなのだから、ブラッドリー効果が大きかったということなのか、それとも、アメリカ人の自分の支持政党に対する忠誠心が高いということなのだろうか。

選挙好きとしては、2000年のゴア対ブッシュの泥沼の大統領選は現地でCNNかぶりつきで見ていたが、今回の大統領選はそれと比べると順当すぎて面白くなかった。まあ有色人種が大統領になるということでは画期的な結末なのだろうが。さて、オバマ政権、今の政権よりも悪くなるリスクはほとんどなさそう(というか、今の政権がひどすぎるのか)。どうやってこの米国の混乱した状況をスピーディーに舵取りしていくのか要注目である。