アサヒビール神奈川工場

縁あって、神奈川県の西部、東名の大井松田インターの近くにあるアサヒビールの神奈川工場の工場見学をした。小学校の社会見学でコカコーラの工場見学をしたことはあったが、ビール工場は初めてである。アサヒビールの最新の工場ということで数年前に完成したばかり、自然と調和したとてもきれいな工場だった。安藤忠雄の設計らしい。見学コースもあらかじめ設計時に組み込まれており、製造施設というだけでなく、最近TVのCMの制限などが厳しくなる中マーケティング施設という位置づけでもあるとのこと。やっぱりものづくりというのは楽しく、ものすごいスピードでビールが充填され、缶に密封されていく過程は圧巻である。最後は試飲という名の下、おかわり自由のビールをいただいた。できたてということ、注ぎ方がうまいことからいつも飲んでいるビールとは同じものと思えないまろやかな口当たりだった。冷暗所に保管すること、缶のまま飲まずにちゃんと冷えたグラスに注ぐこと、泡を先に作って蓋をしてからグラスを傾けて中身をくぐらせるように注いでいくことがコツなのだという。

1つ初めて知った事実なのだが、生ビールと缶ビールは中身は同じものということ。かつては熱処理する必要があったのだが、それが必要なくなったため、同じになったらしい。むしろサーバーなどがきれいに維持管理されていない場合は生ビールの方がまずい場合もあるらしく、一般的に缶ビールよりも生ビールの方がおいしいというのは幻想なのである。ずっと騙されていた。