湯村温泉井筒屋

今日は鳥取県境を越えて兵庫県へ。兵庫県の山陰側最西部にある湯村温泉にある井筒屋という老舗旅館の昼食&温泉プランが目的である。天皇陛下もお泊まりになったことがあるという由緒正しき旅館ということでとても期待していた。インフラは多少老朽化しているものの、きちんとメンテナンスしておりいい感じだったが・・・。

11時過ぎに到着し、14時半まで自由に利用してよいという部屋に通されると既にそこには(ラップもかけずに)料理が並べられている。昼食は12時から予定なので「えっ?」と思ったが、膳の数を数えるとやっぱりそれは我が家一行のものらしい。昼食だけの客だけだから軽く見られたということなのか、それとも万事がこうなのか分からないが、老舗旅館がこのようなサプライヤーロジックではいただけない。冬場だからまだよいものの、料理の質が劣化するだけでなく、衛生上の問題もありそう。ストックが必要ならせめて厨房に置いておくなどの気配りがあってもよかった(まさか陛下が宿泊されたときはこんなことはなかったはずだ)。味は推して知るべしで、カニなどは水分が失われてカピカピしており、とても残念。

とはいえ、温泉はよい感じ、従業員も愛想がよいので、今回が単なるオペレーションミスなのか、そうでなければ、ちょっとしたソフト面の工夫で全然蘇生できるはず。

ちなみに温泉と言えばタマゴ?だが、この湯村温泉では自分でゆで卵を作ることができる。売店でネット入りの生タマゴを買って、それをゆでタマゴ専用の温泉に15分ほど浸けておくとゆでタマゴができあがる。お手製効果もあり、これはなかなか美味だった。