もったいないハーゲンダッツのCM

今流れているハーゲンダッツのCM、すごくもったいない。真矢みき知花くらら熊川哲也を声だけ出演させて、顔を出さないのである。もちろん、それがインパクトを与えるCMにつながっているのだが、いかにももったいない。これまで特定の俳優を起用すれば15秒なり30秒の間できるだけ多く、広告宣伝する対象商品とリンクさせる形でその俳優の顔を映像で出すというのがセオリーだったと思うが、ハーゲンダッツのCMはまさに逆転の発想で、まったく出さないから逆に視聴者の「え、なんで?」という注目を集めることができている。このCMを企画した人、これまでの慣習を打破するのになかなか大変だったと思うが、これはホームランだろう。