ドラマ以上の結末

今日ほどナマで試合を見れなかったことを悔やんだことはない。試合終盤で同点に追いつかれ、延長戦に入ってイチローの決勝打で勝つというのはできすぎている。これがフィクションなら、あまりに美しすぎて演出家も台本書を躊躇するに違いない。

苦労はしたが、日本がWBCを連覇できたのはやっぱり実力だけでなく、パッションが他の国に勝ったということだろう。最後の方の試合はまさに精神力とここ一番の集中力で戦っていた感じだった。イチローは最後の打席について「神が舞い降りた」と語っていたが、高度に鍛錬することにより精神力が高まり、そういった精神力の高まりが人知を越えた力の発揮をもたらすのだろうか。

いずれにせよ景気が悪く国全体が停滞しているときに素晴らしいものを見せていただいた。サムライの皆さん、お疲れ様でした。