ミュンヘンへ

朝のNEXで成田空港入り、全日空便でフランクフルト、そしてトランジットでミュンヘンという今日の旅程。七夕を意識してか全日空のカウンターは浴衣姿の職員がわんさか。11時から12時という時間帯は欧州便と米国東海岸便が断続的に出発する午前の最繁忙時間帯だが、全日空便は定刻に出発。国際線は不景気の影響をまともに食らっていると聞いていたが、結構席は埋まっている。さすが全日空国際線のフラグシップ路線で、ハワイみたいなリゾート便とは異なりサービスも気合が入っている感じ。機内食はおいしいしCAの応対レベルもかなり違う。機内食など同じところで作っているのだろうにどうして差が出てしまうのか不思議である。担当のCAとちょっと話をしたら、国際線は路線ごとに班があるらしく、彼女は今年はフランクフルト班とのこと。重点的にフランクフルト路線に搭乗する仕組みになっているとのことで、CA側からすると搭乗する路線が限定されて面白くないのかもしれないが、「リピーターの方を再度担当することになる機会が多くなり、好みや動態をある程度分かった上で接客できる」らしく顧客志向ではあるのかもしれない。今回の便で唯一残念だった点は、右前の客があまり旅慣れていないせいか、事あるごとにCAを呼びつけああだこうだと色々とリクエストし、ワインを飲んだくれ目障りだったことくらい。

機内の映画も今月は充実しており、その中からトム・クルーズワルキューレ綾瀬はるかおっぱいバレーを立て続けに見てしまった。失敗したなあと思ったのはワルキューレ。別に悪い映画ではないのだが、これからドイツへ行くにも関わらずナチス時代の暗い雰囲気が漂う内容で、ちょっとネガティブな心理状態になってしまった。

フランクフルトでも浴衣姿の職員に迎えられ、ミュンヘンへの乗り継ぎもスムーズ。某大国とは異なり、入国審査がしごくあっさりしているのは非常に気持ちがよい。ミュンヘンでは空港直結のケンピンスキーに投宿。到着は20時だったがサマータイムのおかげでまだまだ明るい。