宮里藍やった!

エビアン・マスターズでとうとう宮里藍がやってくれた。米ツアーに参加して4年、長いスランプを経て今年はかなり復調気配、いつ優勝しても不思議でないプレーが続いていたが、念願の優勝である。いやあ素晴らしい。長いトンネルの間は出口が見えずに相当精神的に追い詰められ、練習しても練習してもしっくりこない不安感に苛まされていたのだと思うが、よく克服してくれたものだと思う。

今回はスウェーデンのグスタフソンがなかなか粘り強く、プレイオフへとなだれ込んでしまったが、よくきちんと心の平静を保って戦い抜いてくれたもの。

彼女の優勝後のコメントがまた素晴らしい。「ようやくスタートラインに立てた」とのことで、何だかこのコメント、イチローに通ずるところがある。真のプロフェッショナルというのはどこまでも自分のアウトプットに対して貪欲である。とてもではないが、自分はそこまでストイックにはなれない。