ドラマみたいにはならなかった

家に籠もって作業しながら、テレビでは石川遼出場のサンクロレラ・クラシックを観戦。1日目からトップを維持しており、最後までトップを維持して完全優勝できるかどうかが今回の焦点である。最終ホールをバーディーとして、ジョーンズの猛追を辛くも振り切り、完全優勝達成という流れだったが、彼のプレーは安定感があり、仮にプレーオフにもつれ込んでも大丈夫だったのではないか。まだまだ成長している恐るべき青年である。

この昼の勢いを駆って、夜は宮里藍である。悲願のメジャー優勝、かつ二週連続優勝がかかった試合の最終日。中継が始まったときはいきなり彼女が首位タイに立っており、もしやという展開。でも、残念なことにこれまでの3日間ずっと苦手としてきた14番ホールで今日もボギー。対して、トップを維持してきたマシュはバックナインで3連続バーディーと勢いづいている。焦った宮里藍が17番で勝負に出てそれが裏目、ダブルボギーで勝負あったという流れだった。ショットの安定感などでは明らかに宮里藍の方が上なのに、たまたまバンカーに入ったり、たまたまもう一転がりせずにバーディーにならなかったりといった不運が続く。対するマシュはショットが不安定であるにも関わらず、曲がりすぎて観客が踏み固めたラフまで行って助かったりして極めて運がいい。運も実力のうちとは言うが、今日はちょっと可哀想すぎるくらいに運・不運の差が大きかった。「たられば」ではあるが、14番で4日間で6打くらい損しているはずで、それが半分で済めばラクラク優勝だったのに。まあ、相当上り調子であり、次に期待である。