新政権の姿がおぼろげながら明らかに

総選挙から1週間が経ち、新政権の姿がおぼろげながら明らかになりつつある。組合系の平野さんと鳩山さんがどうして気が合うのかがよく分からないが補完関係ということなのだろうか、官房長官に内定とのこと。そして小沢さんはおそらくご本人の希望どおりなのだろう、政府には入らずに幹事長である。そしてご本人が難色を示しているという噂だが菅さんが新設の国家戦略局の担当大臣、岡田さんが外務大臣、藤井さんが財務大臣というところまで見え始めている。鳩山さんとしては、政策よりも政局の小沢さん一派はできるだけ党・国会に押し込め、政府はできるだけ政策系議員で組み立てていきたいという意向なのだろう。とはいえ、小沢さん一派を党・国会だけに押し込めるはずもなく、政府内にも流出してくるはずであり、どこまでそれを防げるかが鳩山さんの最初の試金石である。特に国土交通大臣とか農林水産大臣など公共事業系の大臣ポストにいったい誰を充ててくるのかが見所であり、これが小沢さん系統だと自民党政権からの大きな変化は期待できないかもしれない。逆に、前原さん、福山さん、野田さん、枝野さん、細野さんなど政策系議員の重用に期待したいが、小沢さんから距離があるだけにどうだろうか。