2016年のオリンピックはリオに

東京オリンピック開催には冷ややかな立場を取っており、大量に税金を投入したこの招致騒動は一体何だろうなあと思っていたが、結果、東京は投票二回目で敗退、リオデジャネイロが開催都市に決まった。ワールドカップとの連続開催と治安が課題とされていたが、個人的には南米初の開催であり、順当な結果だと思う。消去法で考えても同様である。シカゴはロス、アトランタアメリカで最近2回開催した後であり、いくらオバマ夫妻の出身地とはいえそりゃないだろうという感じ、マドリードバルセロナで開催し、かつ同じ欧州のロンドンと連続開催というのはつらい。東京も開催実績があり、かつ特に現時点では北京の直後であり投票しづらい。マドリードが最終投票まで残るとは思わなかったが、サマランチ前会長の影響力、IOC委員に欧州勢が多いことの賜なのだろうか、ちょっとびっくりした。

オバマ夫妻が自らプレゼンしたシカゴが最初で消えるというのもちょっと意外だが、これはアメリカの凋落も意味しているのかもしれない。