意図した取材と意図しない取材

早朝、某メジャー経済誌の取材。仲間とともに1時間にわたって写真をパシャパシャ撮られながらの取材である。写真誌でもなく、別に気の利いた被写体でもないのにこんなに写真を本格的に撮ってどうしたいのという感じ。取材内容自体は可もなく不可もなくで、エッジの効いた発言ができなかったが、編集の上、11月上旬発売の号で掲載されるらしい。

働き始めるまで休みも少なくなってきたが、大井町まで戻ってきて駅のまわりでブラブラしていると、ヤマダ電機の前でカメラクルーに声をかけられた。聞くと、フジテレビ「とくダネ!」の取材だという。何でも、経産大臣が来年度予算の概算要求にエコポイント関連予算を入れない方針だということで、その感想などを求められた。編集で切られないためにはなるべく素人っぽく答えなければいけないなと考えながら、「3月でエコポイントが打ちきりという可能性が出てきましたが、どうしますか?」という問いに対して、深刻そうな表情をしながら「いやあ、そうすると買いたいものを早く買わないといけないですねえ」と向こうが期待しているであろう受け答え。エコポイント制度自体についてもその是非を聞かれたが、「必ずしも環境にやさしい度合いに比例して給付されるわけではないところがねえ」とちょっと本音を出してしまった。こちらの取材は、(カットされなければ)明日の放映で使われるとのこと。