赤山禅院から曼殊院へ

quechee2009-11-22

京都の紅葉スポットのメジャーどころはとんでもないことになっているはずなので、穴場穴場を攻めることになるが、今年は修学院・一乗寺エリアへ。修学院には2年間住んでいたことがあり、自転車で毎日のように走っていたものの、改めて考えるとぜいたくなセットアップであった。

出町柳から叡山電車に乗って修学院で下車、そこから懐かしい白川通りをしばし北上、修学院離宮へ向かう登り道へ。さすがにここまで来る人はだいぶ少ない。本当は修学院離宮の方が広大な敷地で素晴らしい紅葉が予想されるものの、宮内庁のガードが堅くて予約なしには入れないため、仕方なく隣の赤山禅院へ。修学院離宮と比べるとだいぶ庶民的である。住職の家とおぼしき豪邸からネックレスをジャラジャラ言わせ、タバコを吹かしたクソ坊主が出てきたのには唖然とさせられたが、禅院自体はなかなかいい雰囲気で紅葉もきれいである。御朱印には「皇城表鬼門」とあり、京都御所の鬼門の方向を守っていることが分かる。

赤山禅院から20分ほど南下し曼殊院へ。この道の両脇には畑が広がり、のどかな雰囲気でなかなかよい。途中途中で京都市街も見渡すことができる。曼殊院詩仙堂圓光寺のエリアは赤山禅院よりもメジャーみたいで、タクシーの往来も人出も増えてくる。曼殊院に立ち寄ったが、こちら院内よりも院外の紅葉の方がずっときれいだった。曼殊院から下って一乗寺下り松を経由し、一乗寺の駅へ。修学院の駅を出てから2時間ほど経過しており、なかなかよい散歩コースだった。来年は比叡山か、山を越えた滋賀の方を攻めると面白いかもと思った。