政府予算案がまとまるが・・・

政府予算案が例年のスケジュールどおりにまとまり、25日に閣議決定とのこと。政権交代の頃は作業が間に合わず越年かなどと言われていたが、時間が足りないならそれなりに作業ができてしまうことが改めて分かった。霞が関の仕事というのはまだまだリストラする余地がたくさんありそう。

予算案の中身だが、何ともイケてない。個別の施策がどうこうというよりも、収支のバランスがひどすぎる。税収37兆円で歳出が倍以上というのはいったいどういうことなのか。国だから一応つぶれずにいられるだけの話で、抜本的なリストラを行う必要がある。このままではますます増えるであろう社会保障費への切り込みを筆頭に、民主党が掲げているばらまき的な施策もすべてフリーズだろう。当然、コスト面の施策だけでは足りるはずもないので、収入面の工夫、つまり大増税も避けられず、消費税率を4年間は上げないという鳩山公約も早晩撤回せざるを得ないだろう。こういう危機的な局面においては、調整型のリーダーではなく、独裁型のリーダーの登場が待望されるが、それが小沢さんというイメージではまったくない。じゃあ誰だ?