不起訴とは・・・

あれだけ限りなく黒く見える小沢さんが嫌疑不十分で不起訴に終わったとのこと。世の中でがっかりした人は多かっただろう。

しかしながら、民主党にとっては、この問題がこれからボディブローのように効いてくるだろう。不起訴だったがゆえにしばらくは幹事長を辞めさせることができず、国会でもずっと政治と金の問題を引っ張り、また、裁判所でも小沢さんの秘書経験者の公判が行われるため、なかなかこのテーマをフェードアウトさせることができず、ジリジリと党の支持率も内閣支持率も下がっていく。参院選も控えており、一番効果的なときに小沢さんを下ろす腹かもしれないが、こういうどこまで広がるか分からないダウンサイドリスクは変な計算を働かせる前に速攻で断ち切る必要があるのではないか。民主党の誰も小沢さんの首に鈴を付けられず、権力欲に溺れた張本人も自らその権力の座から降りることができないというのでは、それもできないのだろうが。朝青龍の方がずっとすっきりしている。

こういう状況で自民党が元気になるのかと思いきや、まったくそんな状況ではないところが日本の政界の悲しいところ。