自民党もいよいよ

若林さんが代返ならぬ、議決ボタンの代押しで辞職、そして与謝野新党という動き。前者は、「魔が差した」と言っており、たしかに意味不明な行為だが、そもそも、国民の代表たる参議院議員が何よりも大事なはずの本会議の議決に際して席を空けていることの方が問題。与野党の勢力が拮抗しているはずの参議院においてまったく緊張感がない。青木さんは「そんなこと頼んでいない」とうそぶいていたが、いったい何様のつもりなのだろうか。やはり早々に引退してほしい。

後者は、重鎮の離党ということでニュース性はあるのだが、政界に対しては残念ながらほとんどインパクトはなさそう。与謝野さんと平沼さん、それぞれ立派な政治家なのだろう(特に平沼さんは政治家としての信念があって立派だと思う)が、いかんせんアラウンド70歳の人たちによる新党というのはそれ自体で新党の新鮮なイメージを打ち消してしまうし、これからいったい何ができるの?という感じはする。早く引退して若手に道を譲ることが彼らのもっとも大事な使命なのではないか。

そんなこんなで、自民党のシニアな人たちの行動が目立つ週末である。