暖かい1日

昨日よりも気温が上がり、汗ばむくらいの1日。昨日に続いてゴルフアカデミーであるが、今日は打ちっ放しでフォームの確認から。テイクバック時に肩が入りすぎていること、フォロースルーがぎこちないことの二点の指摘を受け、これが今日の重点改善事項。たしかに、この二点に気をつけて打つと球が素直に高く、まっすぐ、遠くへ飛ぶようになる。プロの目にかかれば、当たり前なのかもしれないが、すぐに欠点が見抜かれてしまう。その後、グリーンの練習、ピッチングの練習をこなし、午後からは再びラウンドレッスン。昨日コースを1回ラウンドしたおかげで特性がつかめたのもあるのだろうが、ミスショットはまだまだあるものの、少しずつ上達しているような気がする。先生から「昨日とはえらい違いだねぇ」とお世辞込みで誉められたのは素直に喜ぶべきか。やはり何ごとも継続が大事である。


アメリカに滞在していて感じるのが、人を育てることに関し、日本人は形にこだわり、少しでも理想の形と異なる部分があれば徹底的に矯正しようとするのに対して、アメリカ人はまずは個々のありのままを大切にし、最低限の修正にとどめようとする点。ゴルフに限らず、野球でも子育てでも勉強でもどんなことでもこの法則が当てはまるのではないか。どちらがよくてどちらが悪いというわけではないが、やはりこれが和をもって尊しとなす文化と狩猟文化の違いなのだろうか。ただ、日本の伝統的な教育方法に自信がなくなって「個性を大事にすべき」などとこれまでのポリシーを崩し、いきなり他のやり方に切り替えようとしてもうまく行きっこない。


一方で、アメリカ人にも形から入る部分はある。マニュアル化できることは徹底的にマニュアル化し、暗黙知形式知にすることに関しては天才的である。また、物事の全体設計には大きなこだわりがあるらしく、たとえばアメリカの高速道路網の数字の割り振り(西から東、南から北ときれいに番号が振ってある)などを見るとその一端を垣間見ることができる。プラグマティズムと言ってしまえばそれまでだが、多民族国家が故の知恵であり、まさにこれがアメリカの強さの源泉なのだろう。