ニューヨークへ移動

朝方、KとともにワシントンDCのユニオンステーションからアムトラックに乗ってニューヨークへ移動。USAレールパスというものがあり、外国人は$155で東海岸アムトラックに5日間乗り放題(その他にも期間や乗り放題地域の設定が異なるパスがある)と割安である。列車はあらかじめ予約していたのだが、どうも乗客の総量だけをチェックしているらしく、「どこでも好きなところへ座ってくれ」と言われる。どうせ予約を受け付けるのであれば、座席も指定してくれと言う気がする。改札口というものも存在せず、車掌がまわってきて車内改札をする。そして座席の上に「この乗客は○○まで乗車予定」という内容の紙を差し込むのだが、どうも非効率的なシステムである。アムトラックの車内は妙に薄暗く、また窓も小さく、日本の列車の方が居心地がよい気がするが、これは文化の違いかもしれない。


3時間強で(驚くべきことに)時間どおりニューヨークのペンステーションに到着。ここで一端Kとは別れて、大学時代の同級生Fのお宅を訪問するため、僕はグランドセントラルステーションに歩いて移動し、ハーレムラインというすごい名前の青い色の列車に乗る。この列車もアムトラック方式で、車内改札→紙差し込み方式である。40分弱でスカースデールという駅に到着。ニューヨーク郊外の高級住宅街である。駅までFが二人の子供と一緒に車で迎えに来てくれており、駅から5分ほどでF宅に到着。これまた立派なお家である。家賃は月$3,000とのことで、今もまだアメリカの不動産価格、家賃が猛烈に高騰しているとのこと。F宅では子供たちとしばらく遊び、奥様とも近況を話し合う。日本の政府や企業からの派遣者が多数このあたりに住んでいて日本人奥様コミュニティがあり、また日本食スーパーも複数あるのでまったく生活に苦労はなさそう(もっともFは外資系勤務なので、奥様が日本人コミュニティにあえて取り入る必要もないのだが)。昨日のTさんのお宅と同様、子供たちが伸び伸びと生活しているのが印象的である。


夕方、F宅を辞してまたグランドセントラルステーションに帰還。ブックオフでKと待ち合わせて日本料理を食べようとマンハッタンを北上。最初はブックオフの店員に聞いた「萩」という店を目指していたのだが、方向を間違えてしまったため、コンティンジェンシープランとして、偶然見つけた「伊勢」という店に突入。結果オーライでなかなかおいしく、また安かった。「いい店を見つけた」とKと一致。


今日の泊まりはラガーディア空港近くにあるモーテル。地下鉄で近くまで移動してそこから歩こうというプランだったが、なぜか乗る予定の地下鉄が工事か何かで止まっており、あえなく最初のプランは破綻。仕方ないので、近くの違う駅からイエローキャブを拾う。それでも無事に到着し、安堵である。