日本は春になっていた

飛行機の中で、行きの飛行機で「帰りに見る用」として取っておいた昨秋の話題作「武士の一分」を観賞。盲目になってしまった武士とその妻の夫婦愛を描くしごく単純なストーリーなのだが、特に妻役の壇れいの演技が素晴らしい。宝塚出身ということで、ひょっとすれば将来は黒木瞳的な大女優に成長する可能性を秘めていると思う。その他14時間を潰すために本を読んだり、昼寝したり、本の原稿を書いたりと色々と活動するものの、日本はなかなか遠い。


ようやく16時前に成田空港に到着。若干、卒業旅行らしき大学生がいるものの、入国審査、税関もガラガラなので記録的な早さで到着ロビーまで出てくることができた。ただ、接続が悪く、京成の普通の特急(スカイライナーじゃないやつ)しかなく、狙っていた横須賀線直通のJRの普通電車は1時間待ち。仕方ないので、その京成の特急電車に乗って、日暮里で京浜東北線乗換という混むルートで大井町まで帰還。アメリカ滞在中にパスモが導入されていて、モバイルスイカで私鉄も乗れるようになったのはよい。窓の外は桜が咲いていたり春満開という感じ。2週間でかなり変わるものである。日本は四季があって本当によい。