食い逃げされてもバイトは雇うな

ベストセラー「さおだけ屋〜」を書いた山田真哉さんの著書。定量的に物事を表現する、定量的に物事を考えることの大切さを切々と説いている本。おそらくこの本のターゲット層は大学を卒業して働き始めたばかりの新入社員だろうか。内容はとても読みやすく、2時間もあれば十分に読めてしまう。数字に対して苦手意識を持っている人であれば一読の価値はあるだろう。一方で、頭のトレーニング的に掲載されている例題も初級者レベルのものであり、定量的に物事を考えるくせのついている人にはちょっと物足りないかもしれない。ちなみにこれは上巻で、いずれ下巻が発刊されることになっているらしい。

食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉 (光文社新書)

食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉 (光文社新書)