下流社会第2章

前作の下流社会の視点がなかなか面白かったので、続編という位置づけの下流社会第2章もさっそく買って読んでみた。途中からあまりにひどいので読み飛ばし状態になってしまったが、ちょっと著者が天狗になって書き急いでいるのではいるのではという結論。色々とアンケート結果とそこから得られる分析結果を載せているのだが、だから何?という感じ。たとえば、購読雑誌と収入の相関関係を数十ページにわたって一生懸命検証しているのだが、高収入の女性の過半数が読む雑誌がOggiであると知ったところで「ふ〜ん」としか言いようがない。おそらくこの本もたくさん売れるのだろうが、せめてバッファーとなるべき編集者にもうちょっとしっかりしてほしかった。残念。

下流社会 第2章  なぜ男は女に“負けた

下流社会 第2章 なぜ男は女に“負けた"のか (光文社新書)