空転国会

毎年数回国会審議が止まるが、今年は予算案が参議院に回付された段階での空転。参院選で与党が負けたときから容易に予想された展開で、衆院側でどんなに審議を尽くしても、きっと民主党はなんだかんだといちゃもんをつけて止めたのだろうから、与党がさっさと衆院強行採決してしまったのはよく理解できる行動。このように国会が止まったときには事の重大さに応じて1日で正常化する場合もあれば1週間かかる場合もあるが、今回は1週間程度だろうか。日銀総裁の同意人事も控えているため、民主党もいつまでも審議ボイコットする度胸はないだろう。このような真剣でない、見せかけだけの空転は国民をなめているし、政治自体に対する信任をなくしていくだけだと思うがどうだろうか。別に民主党だけが悪いわけではなく、どうも永田町全体に蔓延する行動原理に問題があるような気がする。