首の皮一枚

テキサスかオハイオのどちらかを落としたら大統領選撤退かと囁かれていたヒラリーが両州で勝利を収め、土俵際で踏ん張った。マスコミでは依然オバマが有利とされているが、バーモント含め10連勝の勢いを大票田2州で止めたのは、得た票数以上に大きな意義があり、つばぜり合いはまだまだ続くだろう。むしろ終盤戦は守る者よりも追う者の方が強いのではないか。

一方の共和党、マケインが淡々と消化試合をこなしているが、不倫の話以外はほとんどニュースにならない。露出度で言えば民主党の2人に大きく水を開けられており、いざ本選になった際にはものすごく影が薄そう。大統領が民主党、議会も民主党ということになるのだろうか。

個人的興味から、2年間在住したバーモントでは何人の民主党代議員がいるのだろうと調べたら15人とのこと。テキサスが193人、オハイオが141人とのことなので、面積的にも人口的にもやっぱり小さな州だったんだなということを実感。国政に与える影響もほとんどなかったのである。