ハムとチーズ

ヨーロッパのホテルの朝食はだいたいビュッフェ形式で、置いてあるものもそう変わりはない。パン数種類、卵料理、ベーコン、ソーセージ、野菜・果物類、ヨーグルト、コーンフレークなどなど。面白いのは、さすがヨーロッパで、ハムとチーズに関してはどこも共通にこれでもかという豊富な種類を置いている点。ハム、チーズに関してさして詳しいわけではないが、ハムは生ハム数種類に加え、普通のハムもサラミっぽいものから普通のボンレスハムまで味わうことができるし、チーズに関してもスイスチーズ、ブルーチーズ、カマンベールっぽいチーズなどなどよりどりみどりであり、このセレクションに個々のホテルの特徴も現れているように思う。栄養価の面でまずいとは思うが、つい日本ではなかなかお目にかかれないこれらハム、チーズそれぞれを食してみたいという衝動に駆られ、実際に食べてしまうのである。